体のコラム

スマートフォンに注意

日常生活の必需品となったスマートフォン。最近では、スマートフォンの普及によって「スマートフォン依存症」になる人が急増しています。

食事をしながら、歩きながら、電車やバスの中で…と、あらゆるシーンでスマートフォンを操作しながら行動をする人が多く見られるようになりました。酷い人になれば就寝時以外はずっとスマートフォンを使用しているという場合もあります。

 

今回はそんなスマートフォンが原因で起こりうる弊害についてのコラムをお届けします。

スマートフォンが及ぼす首の不調

スマートフォンの使用で首の筋肉が凝り固まってしまう人は、数年前と比べて年々増えています。 首には呼吸や内臓の動きなど、身体のあらゆる働きをつかさどる自律神経が密集しています。それだけに、首の筋肉を酷使すると神経が圧迫され、本来の働きを果たせなくなり、めまいや頭痛などさまざまな体調不良、さらに悪化すると鬱などメンタルにまで不調を引き起こす可能性があります。

頭の重さご存じですか?

大人の頭部の重量は、実に5kgほどもあります。まっすぐ立っている時には、頭部の重さを頸椎が支えています。
ところが、頭部が前に出る角度によって、15度で約12Kg/30度で約18Kg/45度で約22Kg/60度で約27Kgと、首への負担が増加するのです。
つまり、立った状態でメールを読むと最大『8歳児』を頭に乗せているのと変わらない状態にもなってしまっているのです。

頭の重さご存じですか?

 

首の不調から更なる不調へ

頭部が正常な状態から前に突き出した姿勢になると頸椎だけでは頭部の重さを支えられなくなって首の筋肉への負担が増します。
そして首に生じた不調がやがて肩・背中の痛み、めまい、耳鳴り、不眠、イライラといったさまざまな不調を引き起こす原因になります。さらに症状がひどくなると、手足にしびれが出るなど、体中に影響してしまうケースもあるようです。

 

影響は自律神経にも

さらに首には、身体の機能を調整する自律神経が通っています。(自律神経とは自分の意思では動かすことが出来ない神経で、血管や内臓、汗腺、瞳孔などの動きはこの神経によって制御されています)
首の不調~コリによって神経の働きが妨害されると、常に交感神経が優位となり、心身の健康を保つ上で大切な副交感神経の機能が低下してしまうのです。

 

生活でのワンポイント

と、ここまで脅かしてしまうことばかりでごめんなさい。ですが、こうした恐ろしい状態にならないためには、または改善するには、実はそうむずかしいことはありません。

  • 長時間の使用をさけて適度に休憩をとる。
  • 就寝前のスマホは交感神経が優位になるので使用を控える。
  • 姿勢を意識して使用する際は頭をなるべく垂直に近い位置に保つ。

この3つを実行するだけでも、身体への負担はかなり減ります。
現代社会においては不可欠なスマホ。ですが、「使用上の注意」として今回お届けした内容を頭の片隅にいれておいていただけたら幸いです。

*     *     *

不調がたまると、骨盤や頸椎が歪み、さらなる不調を呼んでしまいます。 ご自身での心がけだけでは不調は解消しきれずお困りの方。改善に、予防に、どうぞ当院のカイロプラクティックをお役立てください。

「首の不調」「スマホ病」「ストレートネック」のことなら、西荻窪北口カイロプラクティック整体院